リフォーム建築実例

PICK UP 06
神奈川県横浜市

新たなる住まいが物語る、
古き良き住まいの継承

広大な敷地に佇む蔵や納屋が歳月の重みを漂わせる邸宅。大学院教授を務めるお父様の世帯と同居するために、完全分離型の親子二世帯住宅へとリフォームしました。和モダンな1階の親世帯は、将来を見据えたバリアフリー化で安全性を担保。2階の子世帯は、白を基調としたシンプルモダンな空間で1階とはまるで別の印象に。それぞれの好みやこだわりを叶えることで和と洋が美しく融け合う快適同居の二世帯住宅が実現しました。家の歴史を物語る建具は、時代の生き証人。再利用することで、100年以上に亘り受け継がれてきた土地の歴史と、旧邸ならではの古き良き住まいの面影が今に息づきます。新たなる価値を持ち、新築にはない深みと味わいのある佇まいとして継承されました。

BEFORE

AFTER

桜や灯籠の景観を生かしつつ造られた、玄関までのスロープ

玄関収納や正面のアクセントウォールは、旧邸で使用していた天井板などの建材を再利用

欅の一枚板を使った和室(仏間)の引戸は、旧邸の大正時代の建具を再利用

引戸と欄間障子を戸袋に隠すと、書斎へ続く伸びやかな視界が広がります

雪見障子が美しい和洋折衷の広い書斎:障子を開ければ二方向に庭の緑を取り込めます

カーテンを雪見障子にリフォーム。ベンチは大容量の収納になっています。

2階:白を基調としたK様ご夫婦LDK

こだわりを叶えた、明るく快適なオープンキッチン

開放感を生む勾配天井のLDK:ベランダのウッドデッキからは、庭が一望

職業柄、大学院関連や海外からの大切な賓客も頻繁に訪れるので、二間続きの和室を書斎と膨大な蔵書が収まる書庫としてリフォームし、応接間のようにゆったりと設えてもらいました。和モダンな書斎の一部分を床の間のある畳スペースにして座卓を置き、床座のくつろぎも取り入れています。ソファに座ると雪見障子からの庭の緑が楽しめるのもお気に入りで、書庫には趣味のクラッシック音楽やオペラ、映画のDVDなどもたっぷりと収納出来ることが嬉しいですね。