建築実例

PICK UP 03
神奈川県横浜市

「天井の坪庭」に、心なごむ和モダンの佇まい

母国・中国にて、日系企業に勤務されたことがご縁となり、日本に移住された施主様。日本庭園や日本文化をこよなく愛すご夫妻が求められたのは、伝統的な様式とモダンなスタイルを融合させた住まいでした。玄関ホールは竿縁天井や間接照明をあしらい、ゲストを迎えるにふさわしい雰囲気に。吹き抜けのリビングは、黒沢映画の大ファンであるご主人の邦画コレクションを満喫するホームシアターにも。吹き抜け空間の主役は桧の大黒柱、床は無垢の樺桜、天井は桧板、壁は漆喰調の珪藻土と、天然素材へのこだわりも窺えます。雪見障子越しに和風の小庭を眺められるモダンな和室は、つくばいに落ちる水音や四季折々の和庭が風情を高め、和室の小上がり部を収納として活用する無駄のない工夫も見どころ。中でも一番のテーマである「天上の坪庭」は、バルコニーに敷き詰めた白玉砂利に植物や灯篭を配し、浴室や洗面室から緑を眺める仕立てが、住まう人の心を癒しの空間へと誘ってくれます。そして、木目調の格子壁は、外部からの視線をさりげなく遮り、外観の良いアクセントに。日本人よりも和の設えを理解され、美しさと暮らしやすさの双方にこだわりを求め、全てがオリジナルという理想の住まいを実現されました。日本の伝統文化を生かしたお住まいで、心地よい暮らしを満喫されています。

OWNER'S VOICE

インターネットで希望の家づくりを叶えてくれる住宅メーカーを探していた時、目に留まったのが新進建設さんのモデルハウス『桧の香』でした。テイストが気に入り、さっそく見学したところ、一目惚れしてしまいました。テレビボードの上の飾り梁には100インチの大型スクリーンが隠されていて、下ろすとホームシアターになるので、コレクションしている小津安二郎監督や黒澤明監督の映画作品を大画面で存分に鑑賞出来るようになりました。映画好きにはたまりませんね。妻は、大好きな日本文化を感じられる住まいで、坪庭を眺めながらの洗面や入浴は、暮らすほどに心がなごやかになると、とても喜んでいます。