ご家族がリラックスして過ごすことの出来るモダンなデザインの邸宅。広々とした空間を創出する立役者は、隣接する神社の鎮守の杜。ここだけにしかない特別な世界観は、借景としての豊かな緑と木漏れ日を効果的に切り取る窓のなせる業。

吹き抜けの開放的なリビングには、涼やかな風とフィトンチッドがもたらす心地良さで、ご家族が自然と集います。壁際に設けたワークスペースは、ロールスクリーンで仕切れば客間に、お子様の勉強スペースや大人の書斎としても兼用可能。ご家族がつながる場所として、いつまでも和やかな会話が聞こえてきます。

当初は、別のハウスメーカーでの新築をご検討中のところを弊社の提案を気に入って頂き、ご依頼頂きました。他社と比較し、採用の有無を大きく分けたものは、「プラスαの斬新な提案」でした。それは、隣接する神社の借景を有効活用するか否かの違いです。隣に神社があることがマイナスポイントだと捉え、その景観を避けようとする施主様。他社では、そのご意向に沿う同調案を。一方、弊社は施主様のご意向とは正反対のマイナスポイントを前面に打ち出すご提案をしました。それは、ご意向を真っ向から否定するのではなく、一見、マイナスと捉えがちな要素をプラスに転じるご提案をしたことが施主様のお心を動かすきっかけとなりました。容易なことでなかったとしても、いかにプラスに捉え、活かすご提案をすることが出来るか、また、その柔軟な発想と日々の努力に弊社の真価が問われています。それが、施主様の仰る「斬新な提案」となり、双方の捉え方の違いから起こった化学反応が新たなる認識を生み、そして、見識へと変わっていく貴重な瞬間でもありました。

隣に神社があることがマイナスポイントだと捉え、その景観を避けようと思っていましたが、新進建設さんからは、「神社は、駐車場などと違い景観が殆ど変わらないので、リビングから神社の木々が見える景観を取り入れた方が良い」とご提案頂いたことに心を打たれました。これが、新進建設さんに依頼する一番の大きな決め手となりました。リビングの桧の天井は、開放感があり住んでみて、やっぱりこれが正解だった!と、お願いして心から良かったと思っています。そして、リビングから洗面所の間にウォークスルークローゼットを設けたことが、思いの外とても便利な動線となり、これはお勧めです。毎日の生活にとても重要な役割を果たしています。また、新築後に子どもたちが生まれ、家庭が賑やかになるにつれ、本来であれば気になる周囲の目や家庭から出る日常的な物音も、神社が隣りにあることで、それらを気にすることなくのびのびと子育てに専念できる点では、とても助かっています。住み始めて7〜8年、これは、住んできたからこそ実感出来る良さでしたね。