建築実例

PICK UP 01
神奈川県秦野市

シンプルモダンな動物病院併設住宅、誕生

北海道の動物病院で勤務医をされておられた施主様である院長先生。秦野市内にアクア動物病院を開業するにあたり、ご自宅が動物病院に併設されている住宅を新築されました。せり出したスクエアなバルコニーが特徴的な外観は、看板建築としてのデザインも担う猫のシルエット看板がさりげない遊び心を演出。2階の住居からは美しい丹沢の山々、1階の動物病院の内部からは、心地のよい川沿いの景色を臨めます。シンボルツリーにはオリーブ採用するなど、柔らかな印象を大切にしました。動物病院には、「やさしさ・暖かさ・みずみずしさ」をテーマに木製素材を随所に配し、内装デザインもショーウィンドーのようなガラス張りの明るい待合室から造作による受付まで、院長先生セレクトの家具と一体化するよう、仕上げ素材の選定など細部にまでこだわりました。また、入院犬舎や猫舎など、飼い主様の面会にはゆとりある室内を確保。診察に訪れた方が心地よいと感じて頂けるよう、配慮しました。住まいと動物病院の違いをきっちりと棲み分けたことが、設計のポイントとなっています。

OWNER'S VOICE

打ち合わせでは、医療設備機器のレイアウトや設備投資の可能性を含めた将来設計も踏まえ全体のプランを作り上げてもらいました。動物病院の設計ということもあり、北海道での打ち合わせは、綿密な打ち合わせが必要なため、数度に亘りご来道頂きましたが、その際に驚いたことは、前日に上がった課題を翌日にはイメージスケッチなどで明確に解決するなど、迅速なご対応をして頂けたことでした。効率重視の打ち合わせのお蔭で、遠距離の問題は、すんなりと解決出来ました。何より新進建設さんと一緒に創り上げていく経験は貴重でしたね。スクエアな外観は、最初から特に気に入っており、シンメトリーなデザインは、偏りがなくて美しく、抽象的な魅力も感じました。そのデザインに至った経緯も興味深く、カラーリングは、実際に現地での大判のサンプルを確認して決めることが出来ました。受付カウンターも実大模型を製作してもらい、内装パースも何枚も見せて頂いたので、完成イメージがリアルに湧き上がりましたね。